恋人ごっこ







…優斗の居ないままHRは進められ、


文化祭のクラスの出し物は、



コーヒー好きの担任が大人気なく喫茶店を出したいと主張し続けたために、

スタバ的な喫茶店をすることに決定した…。






役割の分担等は、また後日ということで


そのままHRは終了。






…1限目が始まる前に

優斗が戻ってきたので、その事を伝えると




「 へぇー… 」



これまた
やる気のない返事。








これには、

さすがにムッときた…








「 優斗のばか…、」





つい口からそんな言葉が飛び出してしまった…







私の言葉に、


優斗が、"なんで?"
と言うように ぽかんとした表情になる…




優斗からしてみれば、
素っ気なくしたって私が怒る道理はない。





「 ご…ごめんっ、」



慌てて謝りながら私は席を立つ





そして



そのまま逃げるように、教室を飛び出したのだった…