「先生っ」
「三倉ー。
地理の本が借りたいんだよな?
あとで地歴講義室行くから待ってて♪」
先生は嘘をついて
私と話ができるようにしてくれた。
私はしばらく教室で待っていた。
すると彰子が
「先生に御礼言うんでしょ?
ついでに気持ち伝えておいで♪
正直に生きなきゃ後悔するよ。」
と言ってくれた。
私は頷き、笑顔を見せた。
だけど気持ちを伝えるつもりはなかった。
私のわがままに
先生が振り回されるのは
もう見たくなかったから。
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