沈黙を破ったのは先生だった。
「さえ、ほんとにごめん。」
「先生のこと信じられない。
先生。別れよ…。」
「嫌だ。俺がこんなことして
言うのはおかしいけど…
俺はさえがいなきゃ無理なんだ。」
「先生。ごめん。もう無理だよ。」
「わかったよ。ほんとにすまない。
でも、俺はこれからもこれから先ずっとさえを、愛してるからな。」
「ばいばい。」
私は保健室を飛び出した。
短い両思いだった。
もう前のようには戻れない。
自分から告げた別れなのに
悲しくて
トイレで大声で泣いた。
すると彰子が私の声を聞き
すぐに来てくれた。

