そして15分ぐらいすると
携帯に電話がかかった。
先生だった。
「もしもし?」
「さえ着いたよ♪」
「わかった!!すぐおりるね♪」
私は自分の部屋から飛び出し
お母さんに
「ちょっと出てくる!!」
と言い家を飛び出した。
扉が閉まりそうなときにお母さんから
「なるべく早くしなさいよ!!」
という返事が聞こえた。
そして家の前に止まっていた車から
先生が出てきた。
「さえ♪寒いからはやく車乗って♪」」
「うん!」
私は先生の車に乗り先生にすぐに抱き着いた。
「どした?大丈夫か?」
「先生ごめんね。」
私は高橋くんと帰ったことを
謝りたかった。
「何で謝るんだよ?
さえ悪いことしてないだろ?」
私は首を左右に振った。
「私、高橋くんと帰っちゃった。
でも私、逃げようとしたんだけど
断れなくなっちゃって。
ほんとにごめんなさい!!」
私は今にも泣きだしそうだった。

