「はーい。席につけー」

何て先生の声を聞くと


先生を好きになった頃を思い出す。



あれは…






雲一つない青空に

容赦なく太陽が照り

夏に近付こうとしていたある日。





私と彰子は中沢先生と

とても仲がよく,話す機会が多かった。




そしていつものように話していたとき




「彰子ー」

と彰子が別のグループの友達に呼ばれ


行ってしまい先生と2人で話していた。




その時いきなり、先生の口から出てきたのは



「三倉はかわいいなー♪」


という予想外の言葉だった。





かわいいなんて言われ慣れていない私は、あまりに驚き、何も答えれずにいた。

すると



「ありがとうは?」

そう言いながらその場を逃げるように去って行った先生。






これが私の恋の始まり…