「おい。どこいく? 何時だと思ってるんだ?」 振り返らなくてもわかる。 大好きな中沢先生の声。 その後ろにお母さんがいて 「先生がわざわざ心配して来てくれたのよ。はやく先生にお礼言って!!!」 また回れ右をして 「ありがとうございます。」 と深々と頭をさげた。