「先生…
ありがとう…
どうして私の指のサイズ
わかったの?」


「さえの手握ったときに
指の大きさ覚えてたんだ。
一緒に買いに行くより
サプライズがあったほうが、いいだろ?」


「うん!!
先生ありがとう。
こんな高価なもの。
どんなときも付けとくからね!
ほんとにありがとう。」


「いつかもっとちゃんとした
婚約指輪渡すからな?」


「先生…それって…
プロポーズ!?」


「さえの馬鹿〜。
そんなはっきり言われたら
恥ずかしいだろ。」


そう言って先生は

真っ赤になった顔を隠すように

私から顔をそらした。


私は本当に嬉しくて嬉しくて

先生に抱き着いた。