教室に着き 先生を呼びに彰子は 地歴講義室に行ってしまった。 私は先生に泣き顔を見られたくなくて タオルで鼻から下を隠した。 そして彰子が先生を連れてきてくれた。 「三倉ー。大丈夫かー? 俺も大学入試のとき落ちまくって、2次でやっと受かったんだ。 だからまだまだ時間はあるから。 今から頑張れば大丈夫だからな。」 彰子は私が先生に不合格の知らせを するのを拒んでいたのに察したのか 先に先生に結果を報告してくれたんだ。