あたしは口を手で覆った


「死・・・!?」



必死で声を殺して耳を傾けた。


「はい、しかし王子」


「その呼び方はよしてくれ!」


「申し訳ありませんがしかし」


声からして60は過ぎてるだろう
その声は続けた。


「このままで、お迎えのお勤めをなさってください」


「・・・ったよ」



そこまでで2人の会話は止まった。

死ぬ?

お迎え?

何なの?



あたし...死ぬの???





ふらふらとベットに戻り

気付いた時には

すでに朝だった。