今日で全てが決まってしまう。
結婚式が始まるまでがタイムリミット。
私はギリギリまで希望を捨てない事にした。
でもそれはもう目の前に迫っている。
私は、白いウェディングドレスを身に纏い、ブーケを手に持って座っていた。
ガチャとドアが開く音がして、家族と綾香が入ってきた。
「麗華すっごく綺麗」
「私達の娘だけあるわね」
「あぁ」
皆笑顔だ。これはこれで良かったかもしれない。
親が私に対して笑顔をみせてくれることなんて滅多にないから。
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