真っ暗な世界。 「ゴメンね」 それだけ言って、貴方は遠くに行こうとする。 ボクの、知らないところに。 どんなに走っても、追いつけない。 どんなに貴方の名前を喉が潰れる程叫んでも、振り返ってくれない。 ‥‥どうして? どうしてボクを残して、何処かへ行くの? ボクを、一人残して。 嫌だよ、行かないでよっ!! 「‥っ、アオちゃん!!」