しかし親父の思惑は外れることになる。 全てを奪われたケンは本棚から料理本を見て、 空腹やら過ぎてく時間を過ごした。 お袋が結婚してからケンの気をひくために、 手づくりお菓子を作っていたときがあった。 そのとき読んでいたお菓子の本やら、料理の本が本棚にはズラッと並んでいた。 お袋は始めたらとことん極める人だったからな…