結局小さな丸いテーブルに、ハルさん、アタシ、ヤツ、ズミさんの順番で、座っている。
ジャラジャラと牌(パイ)を混ぜながら、談笑している。
「まだ名前聞いてなかったね、なんて言うの?」
てっきり「なんでここ来たの?」って聞かれると思ったから、
今のハルさんの質問はちょっと意外だった。
「月島ひかりっていいます…モールの雑貨屋で働いてます」
「雑貨屋ぁ?ここの?」
これはズミさん。
「はい…魚住さんは酒屋の店長さんですよね?」
「おぅ!よく知ってるね!名前に魚がつくのに酒屋なんだよー
面白いだろ?ハル?」
「何も面白くないですよ。
僕の名前なんて、春海悠(ハルミユウ)って女の子の名前みたいなんですよ?
そっちのが面白くないですか?」
「なんも面白くねーよ。
っつか名前は親がくれた最初の宝なんだから、ごちゃごちゃ文句つけんな」
「宝なんて古いな~ケンさんは。な?ひかりちゃん」



