「お母さんと僕の家で会う約束をしたんだけど… ウチのアパート、今日の朝から排水溝がおかしくて臭うんだ。 明日の昼に業者がきてくれることになってるんだけど、 それまで臭うあの部屋にはいられないからね。 ましてやそんな部屋で、デートなんてできないだろ? そのことを話したら、『じゃぁ家で待ってて』ってお母さんが鍵渡してくれてさ。 それで来ちゃったわけ」 藤堂さんはそう説明し「だから今日は泊めてもらって良いかな?」とアタシに聞く。