「アタシ、今日家にケータイ忘れたんだった!」 注文したカフェオレを待つ間、先にきたコーヒーを飲むケンちゃんに言う。 「あぁ、それでか。ひーが返信してこないの珍しいから何かあったのかと思ったよ~」 彼は大きくて優しい手で頭をポンポンとしながら、言った。