残響*Impression

初対面なのに、何でこんなに親しげに話しかけてくるんだ?


何で、こんなにも心にスウッと違和感なく入り込んでくるんだ?


考えなくても良い事なのに、考えてしまうアタシ。


一瞬の出来事と貴方に心を奪われ、一人でドキドキと鼓動を早くしているアタシが居た。


貴方を好きになるのに、そう時間はかからなかった―――……


「お邪魔します…」


「何も無いでしょ?狭くてごめんね。適当に座ってて」


寒いのに立ち話も何だから…と言われて、通された貴方の部屋。


ワンルームなのかな…?


黒を貴重とした小綺麗な部屋。


壁際にはギターが二本。


テーブルには譜面と手書きの歌詞。