YOU〜普通の子×ホスト〜


「ただいまぁ〜!!って姉ちゃん!!そんな格好で!!
いつも言ってるでしょ。風邪ひくってば〜」


ズカズカと隣の部屋に入り、この女が大きな声で言った。




足音が聞こえる。

その姉ちゃんが、あの部屋から出てくるのだろう。




「っ!!!!」


「あ!!!!」




ビックリした。


眠そうな顔をして、下着姿のまんま部屋から出てきたのは……




「あれ、2人…知り合い?」


「う、うん……」


「ちょっと、ごめん!!」




その姉ちゃんは、急いで部屋に入り、ドアを締めた。

また泣いていたのかな?

目が腫れていたような気がする。




「ごめん…。本当ごめんっ!!」


恥ずかしがりながら謝る彼女に、自分まで恥ずかしくなってしまった。

きっと、顔は真っ赤だ。