あまり乗り気じゃなさそうなゆうくん。


こんな飲み方をしたら、みんな潰れてしまうのはアタシにだって分かる。


けど……


この状況が続くのは、もっと嫌だったの。


アタシのワガママ。
ごめんね。




ダーツは…
前の彼氏が好きで、よく一緒に行っていた。


だから、1位にはなれなかったとしても……
ビリにもならないだろう。




「いずみ、何がいい?01?カウントアップ?」


ナオキが聞いてきた。


どうやらアタシは、初心者という立場らしい。




「うん、何でもいい。みんながやりたいのでいいよ。」


「じゃあ…カウントアップにしようか。」