目を覚ましたときには、もう新しい年を迎えていて。 携帯の着信履歴は、友達の名前で埋まっていた。 それを、何だか嬉しく思う俺は、ちょっとおかしいのかもしれない。 「あ、もしもし?マジ寝てたわ」 「バカだなぁ、お前早く準備しろよ!!すぐ出れんの?」 「あぁ。」 「トモヤが飲んでないから、迎えに行かせる。」 「マジ?サンキュー」 「もう寝るなよ!!すぐ行くからなっ!」 「はいよー」