―――中3・冬――― 「彩花〜♪」 「亜美〜!どうしよう↓」 「大丈夫だって!彩花一生懸命頑張ったじゃん!」 「そうだけど…。。。」 この日はあたしと亜美が昔から一緒に行こうねって言っていた東高の入試の日。どうしても亜美と入りたくてあたしは勉強を頑張った。二人で入らなきゃ意味が無かった。 あたしたちは二人で居るのが当たり前と思っていた。 そう。 あの日までは…。