聖治の寝顔を見つめながら思い出す。
あのバーで出会った時の事を。
バーの名前はMemory。
俺は、そのバーに数回しか行った事がない。
それもそのはずだ。
飲めない酒の為に頻繁に行く必要もない。
あの日の俺は、完全に荒れていた。
1年以上も付き合っていた彼女に別れを告げられたのだから当然と言えば当然。
同級生の女の子で、高校を卒業と同時に付き合いだした。
彼女は短大に行って離れてしまったけど、それでも俺達はうまくいってると思っていた。
でもそう思っていたのは俺だけ。
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