恋する少年






「好きです!!」





あれ・・・・・?
俺・・・じゃねーよな?




後ろを振り返ると真っ赤な顔をした


・・・・・・竹内・・・・・




「は?」



「あたし・・・・・・・

田中君がすきなの!!



だから、田中君がそんな事いわないでよ・・・・・・」




目にいっぱい溜まっていた涙は、
今にもこぼれ落ちそうだ。




「あたし、吹奏楽部でいつもグラウンドで
サッカーしてる田中君を見てたの。
すごく楽しそうで、くるくる動き回って、

すごく、輝いて見えた・・・・・・」