「そう?」

「大丈夫だってば。それに、いざっていう時には俺が犯人捕まえてみせるよ」

「もう、司!そんな危ないこと言わないで!」

「ごめん、ごめん。冗談だよ」

「本当にもう」

母はふくれながら台所へと消えていった。

それにしても、新聞でもテレビでも連続殺人事件のことばっかりだ。