らぶりぃ。

「おっと、そろそろ学校に行かなきゃ」

「何?部活か?」

「いや。学園祭の準備でな、ちょっと学校に行かないと行けないんだよ」

「学祭かぁ、頑張れよ」

「おう」

「藤木君、本当にありがとう。それからよろしくお願いします」

僕が頭を下げると藤木君は照れくさそうに笑って、頬を指でかいた。

「佐久間、怒るなよ。やっぱりお前はカワイイわぁ」