想羽ちゃん…
食いついてきたね
と怪しげに優衣
が微笑んでくる


別に食いついている
わけじゃない…

ここまで聞いたなら
最後まで聞かないと
気がすまないタイプ
だから聞いているだけだ


「早く話してよっ」

あたしは足を組んで
椅子に座りなおした


放課後だから教室には
あたしと優衣の他に
2・3人クラスメイト
がいる程度

ほんとは今日の放課後
優衣と教室で喋っている
予定じゃなくて
優衣とモックバーガーの
限定モックをを食べに
行く予定だったんだけど
いまさら行っても
もう限定モックは
ないだろう





優衣の口が開いた


「ヘッドバイブって
いうのは女の子の
霊なんだよ」