「じゃ、後はお前に任せた。デュモル」
デュモルと呼ばれた少年は、短く「はい」と返事をすると、去っていくダン隊長の後ろ姿を見送った。
「…セドニー、だったな?俺はデュモルだ」
私を振り返ったデュモルは、ぶすっとした表情で言った。
「ああ。よろしく―――…」
そこで私は、眉をひそめた。
デュモルが、私をじろじろと眺めてくるからだ。
「…何だ?」
「お前さ、ダン隊長にスカウトされたのか?」
…スカウト。
あれは、その部類に入るのか?
「まぁ、勧誘されたのは確かだが…」
迷った末、そう答えた私を、デュモルは睨んだ。
「…そうか。ならお前は、今日から俺のライバルだ!」
「…ライバル?」


