「今日な、依頼者が来てんけど、その依頼っていうのが幽霊現象やねん。それで…」
と餅が続きを言うのを涼也がさえぎった。
「ちょっと待って、幽霊現象?モッチーやらそんな依頼受けたん?」
モッチーとは、涼也が勝手に呼んでいる餅のことだ。
「そうやねん。でも、せっかく東京から来てくれはったから断れへんくてな。」
「しかも東京から?!へぇ〜、もの好きな人がいるもんやなぁ。」
「どういう意味やねん。ってそんなことよりも、俺が聞きたいんは、依頼者が経営してる旅館の事や。」
「旅館ねぇ。何ていう旅館?」
「懸水館や。」
と餅が続きを言うのを涼也がさえぎった。
「ちょっと待って、幽霊現象?モッチーやらそんな依頼受けたん?」
モッチーとは、涼也が勝手に呼んでいる餅のことだ。
「そうやねん。でも、せっかく東京から来てくれはったから断れへんくてな。」
「しかも東京から?!へぇ〜、もの好きな人がいるもんやなぁ。」
「どういう意味やねん。ってそんなことよりも、俺が聞きたいんは、依頼者が経営してる旅館の事や。」
「旅館ねぇ。何ていう旅館?」
「懸水館や。」


