ちいさなおはなし(交差したレール)

集会がきっかけで仲良くなった私たち。

でもそれは、そのときたまたまレールが交差していただけで、全く違う方向を向いていたのかもしれない。

そのレールが再び交差することは、無いかもしれないけれど。

キーホルダーは私の手元にある。
私とその子が、同じ時間を過ごした何よりの証拠。


きみがあのキーホルダーのことを思い出してくれたらな、と考えてしまうのは。

私が、レールがもう一度交差することを望んでいるからでしょうか。


あのキーホルダーを見る度に、きみの笑顔を思い出すよ。

私の、ちいさなちいさな思い出。


【おわり】