次の日
カーテンを開けた先には
昨日の寒い冬空とは逆に
お日様が顔を覗かせ
雪を反射させキラめかせてる。
それでも、
溶けきってない雪を見ると
まだ残っている
私の恋心のようで…。
キリキリと痛む胸と決意を抱え
外に飛び出した。
学校に近づくにつれ
増えていく生徒の数。
いつも会えたらいいな
そう思いながら
滅多に会えないのに…
すぐに後姿を見つけた…。
こんな時でも
真っ先に見つけてしまう。
願った時には叶えてくれなくて
こんな時ばかり叶えてくれる。
「おはよ、心暖」
「おはよ、澪」
笑顔で答える私に
澪がホッとしたのがわかる。
心配かけちゃったな…。
「雪、だいぶ溶けちゃったね」
「本当だね」
澪の話に相槌を打ちながら
雪なんか
早く溶けてしまえばいいと思う。
私の気持ちと一緒に…。
いつもならほぼ休み時間の度に
廊下に出たり
泰生先輩の元に行く私が
自分の机から動かないのを
さすがに不信に思ったらしい澪。
不意に見えた窓から
泰生先輩。
見つけちゃいけない筈なのに
すぐに見つけちゃう。
「あっ…泰生先輩だよ」
「うん…そうだね」
「ねぇ心暖?
泰生先輩と何があったの?」
いつもの澪じゃなく
本当に心配してるのがわかる。
「あはっ
何か行動がね…
行き過ぎたみたいで
自重してるの」
「そんな今更」
「ね~、本当今更だけどね」
これ以上、
泰生先輩に嫌われたくない。
どんなに猪突猛進で
まっしぐらな私でも
面と向かって
嫌われるのは怖いんだ。
「心暖がそれでいいならいいけど
バレンタインは
ちゃんと伝えなよ?」
「それも今更だけどね~」
怪訝そうな澪に
笑って誤魔化した。
カーテンを開けた先には
昨日の寒い冬空とは逆に
お日様が顔を覗かせ
雪を反射させキラめかせてる。
それでも、
溶けきってない雪を見ると
まだ残っている
私の恋心のようで…。
キリキリと痛む胸と決意を抱え
外に飛び出した。
学校に近づくにつれ
増えていく生徒の数。
いつも会えたらいいな
そう思いながら
滅多に会えないのに…
すぐに後姿を見つけた…。
こんな時でも
真っ先に見つけてしまう。
願った時には叶えてくれなくて
こんな時ばかり叶えてくれる。
「おはよ、心暖」
「おはよ、澪」
笑顔で答える私に
澪がホッとしたのがわかる。
心配かけちゃったな…。
「雪、だいぶ溶けちゃったね」
「本当だね」
澪の話に相槌を打ちながら
雪なんか
早く溶けてしまえばいいと思う。
私の気持ちと一緒に…。
いつもならほぼ休み時間の度に
廊下に出たり
泰生先輩の元に行く私が
自分の机から動かないのを
さすがに不信に思ったらしい澪。
不意に見えた窓から
泰生先輩。
見つけちゃいけない筈なのに
すぐに見つけちゃう。
「あっ…泰生先輩だよ」
「うん…そうだね」
「ねぇ心暖?
泰生先輩と何があったの?」
いつもの澪じゃなく
本当に心配してるのがわかる。
「あはっ
何か行動がね…
行き過ぎたみたいで
自重してるの」
「そんな今更」
「ね~、本当今更だけどね」
これ以上、
泰生先輩に嫌われたくない。
どんなに猪突猛進で
まっしぐらな私でも
面と向かって
嫌われるのは怖いんだ。
「心暖がそれでいいならいいけど
バレンタインは
ちゃんと伝えなよ?」
「それも今更だけどね~」
怪訝そうな澪に
笑って誤魔化した。

