――――ズキッ またこの頭痛‥頭を撫でられたら必ずと言っていいほど それに矢澤陽限定 いい加減嫌気がさす 何で?何で矢澤陽になると必ず? 「あたし‥矢澤陽となんかあったの?」 この痛みが何なのかあたしにはわからない もしかしたら‥ 「この話は保留にするっつったろ?」 腰を屈めて顔を覗き込む 「わかった‥」 渋々了解するあたしを見る矢澤陽はどこか寂しい顔をしていた .