「陽くんの匂いだー!」 また小さい頃のあたしだ ‥‥あたし? あたしと‥‥‥矢澤‥陽? 「玲?」 心配そうな矢澤陽の顔を見た瞬間フッと何かが切れた気がした するとまた、視界がぼやけて‥ 「よ‥陽くん?陽くん?」 あたしと矢澤陽は昔から知り合いだった‥? 矢澤陽は驚いた顔をして 「玲?もしかして‥」 「わかんない‥わかんないんだけど‥」 「玲?落ち着いて聞いて‥」 凜子があたしに優しく語りかける 瀬凪はそんなあたし達を優しく見守ってくれていた .