"だから大丈夫、気にしないで"


「だから大丈夫、気にしないで?」


え‥‥?

全く同じ言葉‥

やっぱり凜子とあたしは昔から知り合い?


その女の子の名前を必死に思い出そうとする



確かその子はいつも笑顔で‥
そう、凜子のような可愛い笑顔

凜子のように‥




「りんちゃん‥?」


自然とあたしの口から出た言葉


その単語の意味もわからず


「嘘‥」


凜子の目からは涙が溢れ出ていた

「玲‥!」


名前の呼ばれた方を見ると瀬凪が見えた


「探したんだぞ‥って、陽がいたのか、もう一人は‥‥‥凜子?」

瀬凪は涙を流している凜子を驚いた目で見た




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