城★My Home



あたしの前にいるのは矢澤陽だよね?

あまりにもタキシードが似合ってて‥


「玲‥?どしたの?」


「えっ?いや、その‥」


見とれてたなんて口が裂けても言えない

本当に一瞬、時が止まったかのようにも思えた



すると矢澤陽があたしの頭に手を置いて


「何か俺の顔についてる?」


少し口角を上げグッと顔を近づける

息がかかる程まで



わっ‥‥近い近い近い!


「顔、真っ赤だぞ?熱あんのか?」


そう言って心配した顔でオデコをくっつけてくる


「きゃっ‥熱なんかないって!」

あたしが押してもびくともしなくて更にオデコを近づける


「ちょっ‥!」


するとフッとあたしから離れた




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