「うわあー!やっぱ名門校だけあってやること派手だね!!」
凜子は目を輝かしてあたしに飛びついてきた
確かに‥
この会場からしてどんだけお金を使っているのか想像できない
照明はもちろんシャンデリアだしフロアだって一流な感じがする
なんか金持ちの娘なハズなのに圧倒されるって‥どうなのよ
「陽まだかなあ?遅いね?」
「そうだね‥」
凜子は遠くの扉を見つめる
凜子が"陽"って言う度にあたしの謎は深まる
「っあ、来た来た!!陽ー!こっち!」
そう叫んで陽を手招きをする、その光景を驚いた顔で見る他の生徒達
「わりぃ、遅くなったわ」
そう言って頭をかきながら近づいてきた
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