「痛っ―‥‥」
あたしはその場にストンと座ってしまった
「玲っ、大丈夫!?」
凜子はあたしの背中をさすって必死に問いかける
「ごめん、偏頭痛だと思うの!良くあることだから気にしないで!」
あたしは身振り手振りして元気というのをアピールした
「玲‥」
凜子が心配そうにあたしを見てきた
「大丈夫なんかじゃねえだろ」
身振り手振りしていた手を後ろからパシッと掴またあとグンッと引っ張られ
凜子の顔が見えなくなった
「矢澤‥‥陽?どうして‥」
目の前には矢澤陽の顔があって朝と変わらず不機嫌な表情だった
「どうして?って、俺らパートナーじゃん?」
そうだけど‥色々あったから
正直、来ると思わなかった
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