「話すことなんかねえよ」


矢澤陽は瀬凪の方を見ようとしない


「俺はあんだよ、いいから来いよ」




瀬凪は矢澤陽を引っ張るとそのまま部屋から出て行った



あの二人なんかおかしい‥

だいたい‥二人は知り合いだったわけ?







何故かと考えこんでいると




ーーー‥ガンッ



何か物にぶつかる音がした


何‥今の音?



『ふざけんじゃねえ!』


物音がした瞬間、矢澤陽の叫び声がした



あたしは、いてもたってもいられず二人の居る場所に走っていた




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