「あの日、藤くんと初めて会ったのはバス停だったよね」 「うん」 「6時ぐらいだっけ?あの日、バスを待ってたらなんか変なおっさんに絡まれてさ…絡まれるって言うよりナンパかな。なんか、女って間違えられててさ。どうしよう…って思ったら、藤くんが助けてくれたんだよね」 百緋ちゃんは ちょっと笑った。