「あら、翡翠お帰り〜」
「姉貴?今、帰ってきたのか?」
扉を開けたら、姉貴が着替え終わって館の自分の担当する部署に行くところだった。
「あっ、母さんが冷蔵庫にシュークリーム入ってるから、休憩時間に食べなさい。って」
「シュークリーム?!やった!」
シュークリーム好きな俺には、堪らない言葉。
(母さん、さんきゅーっ!)
俺は、ランラン気分で着替えを済まして自分の担当する部署に行った。
――これから来るお客の中に、一人の運命を狂わす女の子が居るとは露知らずに…。
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