「まずったな……」 こうなったら、玲奈に宣言したとおり勉強するか、 パーカー羽織って、玲奈追っかけるか…だが、 俺は前者をとる。 カリカリカリカリカリ…… シャーペンの紙を滑る音だけが部屋に響く。 どれくらいそうしてたんだろう。 気分転換にコンビニでも行こうとパーカー羽織って、ドアを開けたら、 ポサッ。 何か落ちた。