『ゆず・・。』 シャワーを浴びてゆずの元に帰ってきた千。 ゆずの頬に涙の跡がある。 千の胸がズキンと痛む。 けれど、その涙すらも愛しい。 壊れたのは・・ゆずじゃなくて自分? 千は涙の跡を優しくなぞった。 ・・・・・・ 嫌がった君を無理矢理求めた。 抵抗した君を無理矢理押し倒した。 罵って 俺を嫌いになればいい。 大嫌いだと、頭に植え付けて 忘れられなくなってしまえばいい。