泉は考える。 ゆずが目覚めた時 自分はどうすれば良いのか。 けれど答えは出てこない。 出来れば傷つけたくはない。 でもそれは難しい。 せめてゆずが自分のことを好きだったのなら 傍にいてあげたのに。 そんなことさえ考えた。 自分が傍にいてもきっと意味はないのだろう。 けれども それでは誰が傍にいるのだろう。 否 自分が傍にいて大切にするしかないだろう。 千のためにも。 ゆずのためにも。