狂愛~狂うほどに君を~




『君も、どうやら天界のモノのようですねぇ』



バディに力を吸い取られ気を失っているイアンを抱き上げ、マクベスの元へと向かう泉。


バディが吸い取った力はやはりグレイスと同じような類で。


天界のモノの力を感じ取らざるをえなかった。


ゆずちゃん関連なのでしょうが・・。


それならばなぜゆずちゃんを狙う必要があるのでしょうかね。


マクベスがこの二人の深層心理に入り込んでしまえばすぐに分かることでしょうけど。


泉はグレイスとイアンについて憶測しつつも、千とゆずのことを考えていた。


どうにか早く二人に合流したかったのだ。


いくら魔界で最強の千といえど、天界が敵となってしまうのならばそれは別の話だ。


天界にも千同様に魔力の強いモノがいるからだ。


苦虫を噛み潰したような表情で一人の男を思い浮かべる泉。



『まさか・・ですかね』



自分なりに仮説をたてつつ、それを否定する。


しかし、どうにも胸騒ぎがしてあながち間違いではないのかもしれないと思い直した。