暫く歩くと駐車場についた。 千は何気なく車に乗り込み車を出した。 悪魔だから羽もあり飛べるのだがここは人間界。 飛ぶことはできない。 『・・・。』 一言も発することなく車を走らせ続け30分。 誰も通らない不気味な裏路地に入り込んでいた。 そして不気味な路地を真っ直ぐ進んでいくとそこには川があった。 『人間界にしては綺麗な川だな。』 千は言葉を初めて洩らし車を降りた。