『ん・・もう朝かぁ』 太陽の光がゆずの透明な肌を貫くように降り注ぐ。 その光に耐え切れなくなり目を覚ます。 昨日は怒涛の一日だった。 なんだかまだ体が気だるい。 『あれ、千さん・・?』 おかしい。 ずっと傍にいたはずの千がいない。 寄り添いながそのまま寝落ちてしまったから記憶もなくて少し不安になった。 でも千はきっとすぐに戻ってきてくれるはず。 そう確信してゆずはキッチンに向かった。