話しかけようか迷っていると、君があたしの所に走ってきた。 「これ、マジでサンキューな!助かったぁ!」 君は首にかけてあったタオルを、綺麗に畳んであたしに渡した。 「…うん。いいよ!どう致しまして!」 あたしがそう言うと、君は微笑んだ。