かあぁぁ… すぐに顔が赤くなってしまった。 教室で、みんなが見てるかもしれないと思うと余計に…… ただ手が触れただけなのに… 「ほれ、ケータイ。」 山本くんがポンっとあたしの頭の上にケータイをのせた。 慌ててケータイを掴むと、山本くんの手も一緒に掴んでしまった。 ……きゃあああぁ!!!! 「ご、ご…ゴメン…」 しどろもどろになかりながら、謝ると山本くんが少し顔をしかめた。