そして、悠也と結衣はだんだん相手のことを気にするようになっていつしか二人とも好きになっていた。しかし、二人は思いを伝えることなく成長していった。そして、11月11日悠也の誕生日だった。しかし、悠也の両親は交通事故で亡くなったため施設での誕生日パーティーだった。すると結衣が悠也に「誕生日今日なの?」と聞くと悠也は、うなずいた。そして、悠也は結衣に「誕生日いつ?」と聞くと11月11日と答えた。二人はとても運命的なものを感じた。すると悠也はもう一度結衣になんで施設にきたか?聞いてみると結衣は少し沈黙が続いたがだんだん口が開き始めた。結衣の両親は結衣が7歳の時に結衣の父が麻薬で逮捕され母も一緒に麻薬をしていたとして両親とも逮捕された。結衣は両親が逮捕される前は本当に明るくみんなから信頼される存在だった。結衣は母の友達の家に預けられた。しかし、両親が逮捕されてからは学校中で広まりいじめられるようになった。でも家に帰ると代理の母からは虐待されていた。その生活が嫌になり施設へ逃げたといった。悠也は、なぜ結衣が言いたくなかった理由がなんとなくわかるような気がした。
そして、悠也と結衣は中学生になった。クラスは二人とも一緒になった。悠也は学校では人気者になり悠也のことが好きな人はたくさんいた。けど結衣は、あまり目立たない人柄だった。でも、悠也の気持ちはやっぱり結衣に向いていた。そしてある日、悠也と結衣はお互いの気持ちを確かめ合い長年思い続けた気持ちがついにかなったのである。付き合い始めて3年が過ぎた頃、結衣の両親が釈放されることが決まった。二人は当然一緒の高校にいく予定だった。それにともない悠也と同じ高校に行きたいと言う女子はやはり多かった。
この3年間、二人にとって気持ちを伝えることができ付き合うこともできいい中学校生活だった。