「うひゃ〜!!美味しそぉ!!
ありがとうございますっ!」
あたしは自分でもわかるくらいに頬を緩ませ
ミチルさんからショコラをもらう。
「いただきまっす!」
そう言って丁寧にフォークでカットし
最初の一口を口に入れようとした―――
が、それは突然現れた男に阻止された。
男は
「…甘」
とだけ呟くと、奥にあるソファーに乗り丸くなった。
「…っシバ――――――!!!!
あたしのケーキ返せ―――――!!!!」
突然現れた男…
『シバ』こと、柴田 壱。
あたしがフォークを口へと運ぶ途中
シバはフォークを持ったあたしの手を掴み…
食べやがった。


