「あら?蜜葉。制服なんて着てどこ行くのよ」 次の日の朝 朝早くに制服姿で玄関に立つあたしに、エプロン姿のお母さんが眠そうな顔をして言った。 「…補習。行ってきます」 「あら。そんなこと聞いてないわよ?」 「…ごめんなさい」 それだけ言うと外に飛び出した。 悪いと思いながらも携帯を取り出して1人の番号を見つける。 「……あ。もしもし」 電話を切って、あたしはある方向に向かって歩き出した。