ふ、不意打ち…

すっごい嬉しい。



「あ、あたし、泰ちゃんの電話ずっと待ってたの。かかってきた時、授業だって忘れるくらい嬉しかった。

一番に教えてくれてありがとう!すっごい嬉しい!!」


《……》



顔が熱い…

照れていると横から手がニョッと現れて

簡単にケータイを取られてしまった。



「話が長い。お前も!照れてんじゃねぇよ」


恭が泰ちゃんに向かって言う。


《ばっ…照れてねぇよ!》


微かに聞こえた、聞いたことないくらいに叫んだ泰ちゃんの照れた声。